
訪問リハビリでご自宅に伺う際、ご家族や利用者さんから「お風呂場で足が
滑ってヒヤッとした」「立ち上がりが大変」という相談をよく受けます。
お風呂場での転倒は大きな怪我に繋がるため、早めの対策が不可欠です。
そこで、私が現場で実際に利用者さんにお勧めして喜ばれている福祉用具を紹介します。
□床面のマット
まず、お風呂場で滑りやすいのは濡れている床面ですね。
お風呂の洗い場用滑り止めマットは、転倒防止と足裏の冷え対策を兼ね備えたアイテムです。用途やご予算に合わせて選べるおすすめの3選をご紹介します。
1. 介護・安全対策の決定版
アロン化成 安寿 吸着すべり止めマット
- 特徴: 多くの介護施設や病院でも採用されている実績のあるマット。吸盤で床にピタッと密着し、表面の溝が高いすべり止め効果を発揮します。
- 価格帯: 約3,000円〜

2. クッション性と防カビに優れた人気モデル
パナソニック 浴室すべり止めマット(ユクリア)
- 特徴: 独自の「毘沙門亀甲柄」の溝で、多方向からの力に対して優れたグリップ力を発揮します。防カビ加工が施されており、お手入れのしやすさも抜群です。
- 価格帯: 約6,600円

3. コスパ抜群の定番ロングセラー
サンコー お風呂洗い場マット
- 特徴: カッターやハサミで自宅の洗い場サイズに合わせて自由にカットできる人気商品です。薄手でつまずきにくく、お湯を張った浴槽内でも使用可能です。
- 価格帯: 約2,000円前後

💡 洗い場用マットの選び方のポイント
- サイズとカットの可否: 洗い場の広さに合うもの、またはハサミでカットできるタイプを選ぶと安心です。
- カビ対策: 水はけがよく、抗菌・防カビ加工が施されているものを選ぶと毎日清潔に使えます。
□浴槽内のマット
浴槽内の滑り止めマットは、裏面に強力な吸盤がついており、お湯に強い合成ゴム・エラストマー素材のものがおすすめです。用途や好みに合わせて選べるよう、評価の高い代表的な3つをピックアップしました。
おすすめの滑り止めマット3選
- アロン化成「吸着すべり止めマット」
- 特徴: 濡れても滑りにくいエラストマー素材。裏面全体に細かく吸盤が配置されており、お湯の中でもしっかり吸着しシワになりにくいのが特徴です。介護用としても非常に人気があります。
- 価格帯: ¥4,500〜¥5,500前後

- 弘進ゴム「オーバルリンク」
- 特徴: 無数の楕円形連続結合デザインで、抜群の滑り止め効果を発揮します。浴槽内だけでなく洗い場でも使え、天然ひば油配合で衛生的な人気商品です。
- 価格帯: ¥5,000〜¥6,000前後

- カット&洗濯可能PVCマット
- 特徴: ハサミで浴槽のサイズに合わせて自由にカットできるタイプです。洗濯機で丸洗いでき、水はけが良いため日常使いに便利です。
- 価格帯: ¥1,300〜¥3,200前後

選び方のポイント
- サイズ: 浴槽の底面サイズに合うもの(Mサイズ: 36×70cm、Lサイズ: 38×70cm などが一般的です)。
- お手入れ: カビを防ぐために防カビ加工されているものや、洗濯機で洗えるものが便利です。
- 安全性: 入浴剤を使用するとマットの吸盤が外れやすくなる場合があるため、使用されるマットが対応しているか確認しましょう。
□シャワーチェア
足腰の不安がある方や、立ち座りの負担を減らしたい方に最適なシャワー椅子(シャワーチェア)です。安全・快適性・お手入れのしやすさに優れた、用途別の代表的なおすすめ商品をご紹介します。
1. 介護・安全性重視の決定版
- パナソニック エイジフリー:シャワーチェア[ユクリア]
最も人気が高く、プロの現場でもよく使われるシリーズです。やわらかいクッション素材と脚ゴムに防カビ加工が施されており、お手入れが非常に簡単です。背もたれや肘掛けの有無、折りたたみの仕様からご自身の状態に合わせて選べます。

2. コスパとコンパクトさを求める方に
- 山善(YAMAZEN):コンフォートシャワースツール
ネット通販で非常に評価が高いモデルです。背もたれのないシンプルなタイプで、7段階の高さ調整が可能。4,000円台という手頃な価格ながら、クッション付きで座り心地も優れています。

3. 一般的な浴室にも馴染むシンプルデザイン
- IKEA(イケア):ベーシンゲン シャワーチェア
インテリアに馴染むシンプルなチャコールカラーで、4,999円という低価格が魅力です。滑りにくい足を採用しており、頑丈で安定感があります。
シャワー椅子を選ぶ際のポイント
- 折りたたみ機能:浴室のスペースを圧迫しないよう、ワンタッチでコンパクトに畳めるものがおすすめです。
- 座面の高さ:現在使用しているものやご自身の身長に合い、立ち上がりやすい高さ(36〜46cm前後)に調整できるか確認しましょう。
- 背もたれ・肘掛け:座位を保つのが少し難しい場合は背もたれや肘掛け付きを、ご自身でしっかり座れる場合は省スペースな背なしタイプが適しています。
※介護保険を利用して購入する場合は、指定の福祉用具販売事業者からの購入が必要です。
□浴槽台
浴槽台(入浴用いす・ステップ台)は、浴槽のまたぎ動作をサポートし、お風呂での転倒防止に役立つ介護用品です。ご自宅の浴槽の深さや使う方の身長に合わせて、適切な高さやサイズのものを選びましょう。
以下におすすめの定番モデルと選び方をまとめました。
🛁 おすすめの浴槽台 3選
1. パナソニックエイジフリーライフテック 浴槽台ユクリアAirソフトコンパクト
軽くて持ち運びがしやすく、お手入れが簡単な軽量タイプです。防カビ加工が施されており、水はけが良いため衛生的に保てます。

2. 【アロン化成】安寿 ステンレス製浴槽台R あしぴた ジャスト
独自の「あしぴた脚ゴム」で吸盤とすべり止めのダブル効果を発揮し、浴槽内でのぐらつきを防ぎます。浴槽の壁との隙間を最小限に抑えたい場合に最適です。

3. 【幸和製作所(TacaoF)】テイコブ浴槽台
フレーム部分が楕円形状でしっかりと自立するため、使わないときの収納が省スペースで済みます。高さも細かく調整可能で、取り外し可能な天板はお手入れも簡単です。

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🔍 失敗しない選び方のポイント
- 高さの選び方
目安として「浴槽の深さ(底からフチまで)の約半分」の高さが一番またぎやすいとされています。数ミリ〜数センチ単位で高さ調整(スライド式など)ができるものが便利です。 - 天板のサイズ(コンパクト vs レギュラー)
洗い場や浴槽内での立ち座りに不安がある方や、体をしっかり預けたい方は「レギュラーサイズ(幅40cm前後)」を。浴槽が狭い方や邪魔にならないステップ台としてのみ使いたい方は「コンパクトサイズ」がおすすめです。 - すべり止めと耐荷重
浴槽内で浮いてしまわないように、必ずしっかりとした重さがあり、吸盤や滑り止めゴムがついたもの(耐荷重100kg以上のものなど)を選びましょう。
※介護保険を利用して購入またはレンタルできる場合もありますので、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターに事前にご相談されることをおすすめします。
□手すり
浴室用の手すりは、設置方法(工事不要の吸盤・挟み込みタイプ、または本格的な壁固定タイプ)によって適した商品が異なります。ご家庭の状況に合わせたおすすめの定番アイテムをご紹介します。
1. 工事不要!手軽に後付けできるタイプ(賃貸や一時的な利用に)
壁や浴槽を傷つけず、置くだけや吸盤で固定できるため、手軽に導入できます。
- 浴槽のフチに挟み込むタイプ
浴槽をまたぐ動作や立ち上がりを強力にサポートします。- おすすめ製品: アロン化成 安寿 高さ調節付浴槽手すり
- 特徴: 握りやすい高さに調節でき、工具不要で簡単に取り付け・取り外しができます。 https://amzn.to/4uVi9RV
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- 強力吸盤でペタッと貼るタイプ
タイルなどの凹凸がない平面であれば、好きな位置に取り付けられます。- おすすめ製品: ユニトレンド クイックバー、または FECA 吸盤式手すり
- 特徴: レバー操作で真空状態にして固定するため、強力に体重を支えます。※取り外し可能ですが、定期的な付け直しが必要です。
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2. 本格的に設置したいタイプ(リフォーム向け)
壁にネジで固定するため、体重をしっかり掛けられ、耐久性に優れています。
- 壁固定タイプ(ユニットバス用)
- おすすめ製品: TOTO インテリア・バー(UB後付けタイプ)
- 特徴: ユニットバスの金属下地を利用してしっかり固定できます。滑りにくい凹凸形状のソフトメッシュタイプなどが人気です。
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⚠️ 選ぶ際の重要な注意点
- 吸盤タイプは壁の材質を確認
吸盤式は壁紙、天然木、大きな凹凸があるタイルには使用できません。必ずツルツルした平面であるか確認してください。 - 壁固定はプロに相談を
壁にネジ止めをする場合、下地(柱や補強板)がないと手すりごと外れて大事故に繋がる危険があります。DIYに不安がある場合は、専門業者やリフォーム会社に必ず施工を依頼しましょう。


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