リハビリにおけるバランスのとらえ方

リハビリ

「バランス」と「バランス能力」の定義は少し違う。

◆定義としては…

「バランス」

姿勢調節における安定性に着目した概念で、一定の支持基底面内に重心線を収めることがその要件になり、姿勢調節にかかわる多くの要素により遂行されるもの。

「バランス能力」

姿勢保持や動作において、支持基底面と重心線の関係を空間的・時間的に適切に保ち、目的とする課題を安定的に効率よく実行させる機能。

とされている。

◆バランス能力を構成する機能的要素とバランスを阻害する機能障害

◆バランス能力・課題・環境とバランスの関係

◆バランス能力を規定する空間的要因

人が姿勢を保つ際は支持基底面全体ではなく、一定の範囲内に収まっている必要がある。​

この安定的に姿勢を保つことができる支持基底面の範囲を安定性限界または機能的支持基底面という。

支持基底面:体重を支える面積

安定性限界:支持基底面を変えずに重心を維持できる範囲

◆静的安定性限界と動的安定性限界

安定性限界には静的と動的に分けられる。

静的安定性限界​:姿勢保持のように、支持基底面が一定で変化しない条件での安定性限界。​

動的安定性限界​:静的安定性限界から重心が外れ、1歩ステップしたりして新たな支持基底面の中に重心を収め、姿勢を保つことができる範囲。

重心動揺が小さいほど静的安定性限界が大きいほど、動的安定性限界が大きいほどバランスはよく、バランス能力が高いと考えられる。​

Funkutional Reach Test(FRT)は前方の静的安定性限界を反映する指標となる。​

バランス改善のトレーニングとして重心移動練習やランジ練習などが有用。

◆バランスの難易度に影響を及ぼす課題と環境の要因

要因は大きく、環境、生体力学、重心移動、情報処理の4つに分類され、下図のように矢印が遠くになる向かうほど難易度が高くなる。

参考書:バランス障害リハビリテーション より抜粋。

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